ジプシー・スレッド (ワールド・グレーテスト・マジック)

ちぎった糸が元通り。

L&Lのおなじみシリーズ。今回のテーマはジプシースレッドです。ヒンズーヤーンとも呼ばれるこのトリックは400年以上の歴史を持ち、分かりやすくも洗練された現象で、観客の心を虜にしてきました。

使うのは1本の細い糸です。観客の前でゆっくりとちぎっていきます。1回、2回、3回と……確実にちぎられていく糸には仕掛けなど感じられません。普通の糸です。

この状態では接着剤でも使わない限りくっつきようはないのですが、マジシャンが指先でもめば、たちまち元のつながった状態に戻ります。

使うのは本当に糸だけ。現象自体はシンプルですが、あなどるなかれ、想像以上の反応が得られます。
(フレンチドロップ様紹介文より)

数年前にテレビであるマジシャンが実演しているのを見た時に、不思議なマジックだなぁと思ったことを覚えています。
トーンアンドレストアカードも好きなので、そういった系統のマジックが自分は好きなのかも。

内容は6人のマジシャンがそれぞれのジプシースレッドを紹介しています。
ユージンバーガー氏は演技のみ。

一番とっつきやすいのはダロー氏の手法でしょう。
無理のない手順で、見た目もかなりクリーンです。
ただ、自分は復活させるときに糸が絡まってしまってなかなかうまくできませんでした。
仕込みに、ハンドリングは要練習です。

この手のマジックは、ただそれだけを演じるよりも、
ストーリーの付加や、観客との会話を楽しみながら演じれば、効果倍増です。
「運命の赤い糸」や、
「絆という字は糸半ばと言いまして・・・」
など。


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