ネモニカとキラシステム

 


ネモニカ

ネモニカは世紀の天才ホアン・タマリッツが考案したスタックデックで、驚異の機能性からメモライズドデックの不動の決定版として世界中のマジシャンから支持されています。

(ネモニカ・ミラクルズ  商品紹介より抜粋)


キラシステム

国内のトッププロを唸らせる紀良京佑(きらきょうすけ)氏が20年近く秘密にしてきたカードシステムです。

(キラシステム 商品紹介より抜粋)


ネモニカはメモライズドデックでキラシステムはシステムなので運用方法に違いはあります。しかしキラシステムはメモライズドデックとしても使用できます。

ネモニカもキラシステムもラストにオーダーがそろう演出が可能ですが、ネモニカミラクルズで紹介されている手順は少々不自然に感じます。4回のパーフェクトフェローシャッフル含む作業は難易度も高いです。フェローシャッフルを使わない手順も解説されていますが16個のパケットに分割するのは中々大変です。 >

キラシステムは数個のパケットに分割するだけでオーダーがそろいます。この点ではキラシステムが優れているといえます。

キラシステムはシステムであるため、じっくりと観客にデックを見られると配列になっているとばれる危険がありますが、手渡して「どうぞ不自然なところがないか確認してください」とてもしない限りは大丈夫かと思われます。

キラシステムがキラ氏の手順のためのデックであるのに対し、ネモニカはギャンブルデモンストレーションなど様々な手順が発表されているデックです。


どちらを習得すべきかと考えると、メモライズドデックを軸にした手順をたくさん覚えたいならネモニカ、一つの手順だけを覚えたいならキラシステムといった感じではあります。しかしキラシステム本来のシステムとしての運用を考えると様々なマジックが可能ですのでパフォーマンスとして優劣はないとも言えます。



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